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2013年 冬号 (1-3月)

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表紙より

表紙より
表紙より

レンズは、都市間などを結ぶ通信用光ケーブルの断面。透明な石英ガラス製の光ファイバーは、1本ずつ樹脂で覆われ、300本がこのケーブルに束ねられている。

光の通り道、光ファイバー

光ファイバーは、透明なガラスやプラスチックでできた細い繊維だ。一方の先端に光を当てると他方の先端に光が灯る。例えば、一方から赤い光を当てれば他方の先端に赤い光が灯るというように。光は、光ファイバーの中を通過するが、途中は光らない。なぜだろう。光ファイバーのガラスやプラスチックは、芯と外周部の2層構造からなり、それぞれの層で光の屈折率が異なっている。芯を通る光は境界面で全反射を繰り返しながら、芯の部分だけを通過していく。光ファイバーが曲がっていても大丈夫、外にれることなく光は届くのだ。

表紙は、照明や装飾用に使われるプラスチック製の光ファイバーである。一方、表紙のレンズに示したのは、情報通信用の石英ガラス製の光ファイバー(直径0.125mm)で、その周囲は保護被覆されて、光ケーブルとして用いられる。

「インターネットや電話などの通信には石英ガラス製の光ファイバーが使われます。遠くまで安定して光を進ませることができるからです」と株式会社フジクラ光電子技術研究所の後藤龍一郎さん。通信用には、点滅させたレーザー光を情報信号にして光ケーブルの中を通す。導線と比べて情報信号の減衰が少なく、はるかに遠くまで到達する。海外の人とリアルタイムで情報交換できるのも、光ケーブルが大陸間を結ぶように海底に敷設されているからだ。

※教育目的以外で、本誌掲載の文章・写真・イラスト・図版を無断で転載、複製することを禁じます。

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