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2019年冬号 (1-3月)

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[Open the Window~サイエンスウィンドウと子どもたち~]

小学4年生理科 単元:ヒトの体のつくりと運動
小学4年生理科
単元:ヒトの体のつくりと運動

学校の授業じゅぎょうや科学館、地域ちいきでの科学教育に、サイエンスウィンドウがどのように活用されているのかを紹介しょうかいします。


イラスト図解ずかいでヒトと動物の関係を理解りかいする

おおさか市立たきがわ小学校

おおさか市立たきがわ小学校4年B組の理科のじゅぎょうたんにんの松田よしゆきさんが、大型モニターにサイエンスウィンドウ2010年冬号の「人間らしさって何だろう?」の特集記事をうつした。大きく書かれていたのは「人はいっかいのチンパンジーである」

ヒトと動物は何が違うのか?

この日のじゅぎょうのテーマは「ヒトと動物のている点とちがう点」。児童は事前にチームを組み、いろいろな動物とヒトのている点や、ちがう点を調べていた。じゅぎょうでは、それぞれのチームでないようをまとめ、順番に発表していった。たきがわ小学校では、児童による発表に力を入れてどうしている。発表は、大型モニターに児童が持つタブレットの画面をうつしながら進めていく。書画カメラで手書きの動物のこっかくイラストをうつしたり、こっかくけいを使うなど、他の人たちに伝わりやすいように、思い思いの工夫をしていた。

すべてのチームの発表後、松田さんは、それぞれの動物とヒトのちがう点とている点についてまとめ、「ヒトと動物は、どうして共通点が多いのだろうか」と問いかけた。児童たちからは「ヒトも動物だから」「にゅうるいだから」と答えが返ってきた。

そしてさらに深く考えるために、人類の進化を表したサイエンスウィンドウのイラストページをしめし、げんせい人類が、800万〜600万年前あたりにヒトとチンパンジーの共通せんから分かれ、進化してきたことを説明した。児童たちは、モニターにしめされた初期の人類のイラストをくらべながら、チンパンジーにせんから、だんだんとげんせい人類に近い姿すがたになっていく様子をかくにんした。同時に、ヒトは進化によってのうが大きくなることにも、注意を向けた。松田さんが、「のうが大きくなったことで、何が変わったか」としつもんすると、児童たちは、「道具を作るようになった」「よく考えるようになった」などと次々に答えた。

じゅぎょうの流れ

前回までの学習

この日のじゅぎょうの前に、チームごとにヒトと動物のている点とちがう点を調べる。

ないようのまとめ

調べた内容を、みんなの前で発表できるようにまとめる。どのようにしたら分かりやすく伝わるかを考えながら、まとめていった。

調べたないようを、みんなの前で発表できるようにまとめる。どのようにしたら分かりやすく伝わるかを考えながら、まとめていった。

チームごとに発表

タブレットで作ったスライド資料だけでなく、手書きの図なども効果的に使用して、チーム全員で工夫し、発表していった。

タブレットで作ったスライドりょうだけでなく、手書きの図などもこう的に使用して、チーム全員で工夫し、発表していった。

発表ないようかえ

全チームの発表内容から、ヒトと動物が似ている点があるのはなぜかを、サイエンスウィンドウを活用して深めていく。

全チームの発表ないようから、ヒトと動物がている点があるのはなぜかを、サイエンスウィンドウを活用して深めていく。

かいを深める学習につなげるため

理解を深める学習につなげるため

ヒトと動物はなぜ共通点が多いか、このなぞくには進化の説明がけつだ。しかし、進化は800万年というとても長い時間をかけて進行してきたことなので、児童がなっとくするように説明するのはむずかしい。

「サイエンスウィンドウの分かりやすい図を使うことで、子どもたちもすんなりと受け入れることができたと思います。進化の説明をすることによって、ヒトも動物の仲間であることがより深くかいできます」と松田さんは、じゅぎょうの様子をかえった。じゅぎょう後、子どもたちは、人類の進化にきょうをもち、どのくらいさかのぼると、共通せんに行きつくのかを計算していたという。児童のタブレットにもサイエンスウィンドウを入れることで、きょうがあればいつでもえつらんでき、じゅぎょう後のはってん学習に大いに役立つものとなる。

ヒトと動物の体のしくみ
ちがう点ている点
(グループ発表より)

ヒトと動物の体のしくみ—違ちがう点と似にている点—(グループ発表より)

サイエンスウィンドウを使ったじゅぎょうねら

サイエンスウィンドウは、イラストを使ってよくまとめられています。それを見ながら「自分の考えを述のべる」ことで、学習してきたことに対し、より深い学びに結びつけることができます。児童の興きょう味みを引き出し、継けい続ぞく学習や発はっ展てん学習につなげることができると思いました。

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