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[元気な地域のつくりかた]イメージ画像

科学じゅつどうにゅうすることでその土地のりょくを引き出し、活力を高めている地方がある。
そのような元気な事例に、日本を元気にするキーワード「地方そうせい」ののうせいを見ることができる。


いき活性かっせい化させて元気にするためには何をすればいいのか。なやんだ末にたどり着いたものの一つに、「科学じゅつの活用」がある。目立っているのはITアイティーInformationインフォメーションTechnologyテクノロジーじょうほうじゅつ)やIoTアイオーティーInternetインターネットofオブThingsシングス:モノのインターネット)などのじょうほう通信じゅつによる取り組みだが、じゅつそのものを産業化するのではなく、科学じゅつを利用して「人と仕事」や「人と人」をつなぐ。

活性かっせい化に向けて取り組んでいるいきでは、ベンチャーなどのぎょうが参入していることもひとつのとくちょうだ。「自分たちの力でいきを元気にしたい」というこころざしを持ったぎょうせいの人たちや住民とともに、ぎょういっしょになってその土地の強みをさらに引き出していこうとしているのだ。

新たな地方創生そうせいの形が作られる

人と仕事の問題に科学じゅつで取り組む

日本では、2010 年ごろから人口がり始めている。日本そうせい会議の人口げんしょう問題検討けんとう分科会は、「2040年までに日本の896市町村がしょうめつするおそれがある」というレポートを2014年に発表した(成長を続ける21世紀のために「ストップ少子化・地方元気せんりゃく」)。

このレポートの中で「しょうめつのうせい都市」とばれているのは、20~39さいじょせい人口が5割以下にげんしょうする自治体のこと。じょせいれば当然出生数も下がり、いずれは自治体としてやっていけなくなるということだ。ぎょうこうけい者や働く世代が不足しているために産業が成り立たなくなり、過疎かそ化しているケースも見られる。そうしたげんじょうからすための取り組みとして、科学じゅつを活用した「地方創生そうせい」に注目が集まっている。いきが元気になることは日本全体のかっせい化にもつながる。

いきが直面している問題を考えるとき、わかい世代が都会に出てしまう、ぎょうや工場がてっ退たいしてわかい人がもどってきても働く場所がない、1次産業ではこうけい者や働き手がいない、といった「人」と「仕事」の問題が大きく関わっているのが分かる。原因げんいんが分かっても、自治体にはいきかっせい化するための解決策はなかなか見えてこない。

いきだけでなく日本の問題として考える

この特集に登場するのは、それぞれことなる方法で地方創生に取り組んでいる事例だ。自治体、ぎょう、地元で働く人、住人など、さまざまなプレーヤーがいっしょになって元気ないきを作ろうとしている。中には、自治体のわくえ、世界を見据みすえた取り組みを始めたところもある。

少子高齢こうれい化、人口げんしょういきだけでなく、今はゆたかに見える都会をふくむ日本全体の問題として考えなければいけないことだ。ここでしょうかいする6つの事例は、まち・人・仕事・社会のあり方を考えるきっかけになるだろう。

新たな地方創生の形が作られる

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