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2018年 夏号 (7-9月)

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[Open the Window~サイエンスウィンドウと子どもたち~]

小学6年生理科 単元:生き物のくらしと環境
小学6年生理科
単元:生き物のくらしとかんきょう

学校の授業じゅ ぎょうや科学館、地域ち いきでの科学教育に、サイエンスウィンドウがどのように活用されているのかを紹介しょう かいします。


主体的な学びで生物観察とタブレット学習を両立

さいたま市立芝原しば はら小学校

サイエンスウィンドウを活用する授業じゅ ぎょうが、さいたま市立芝原しば はら小学校教諭きょう ゆ 横須賀よこ す かあつしさんにより実施じっ しされた。

理科室に集まった6年生の児童は2人から4人のグループに分かれ、各グループに1台ずつタブレットが配られた。横須賀よこ す かさんの指示し じで、タブレットで検索けん さくエンジンの画面を立ち上げ、 検索けん さくキーワードとして“Science Window”と入力していく。「小学6年生にもなると家庭で日常的にスマートフォンに触れている子も多いですし、日々の授業じゅ ぎょうでも検索けん さくはしているので操作そう さに問題はありません」と横須賀よこ す かさん。

授業じゅ ぎょうで使うのは、「土と生命」(2014年冬号)の特集記事。土の中にどのような生物が生息しているかを紹介しょう かいした号だ。

続いて、横須賀よこ す かさんが近隣きん りんの「かかし公園」(見沼み ぬま氷川ひ かわ公園)の森で採取さい しゅしてきた腐葉土ふ よう どが配られた。それを透明とう めいな丸水槽すい そううつし、観察がスタートする。

腐葉土ふ よう どの中にはダンゴムシなどの小さな生き物たちが生息している。それをつかまえてシャーレやトレイにうつし、むし眼鏡めがねで観察する。

中にはタブレットでサイエンスウィンドウの画面に見入る子も。土の中に生息するさまざまな生物の写真を見て、「あ、これいた」「この虫いないかな」などと周りの子と話しながら、観察を続けている。

観察が終了しゅう りょうするとグループごとの発表でしめくくる。質問しつ もんは「森の土を観察して分かったこと」「サイエンスウィンドウを利用して分かったこと」の2つ。多くのグループが生物についての感想だったが、「さまざまな虫がいて、それぞれが地球のためになっていることが分かりました」「虫などの生命がいなければ土ができない」といった、サイエンスウィンドウから学んだ内容ない ようについての発表も聞かれた。

腐葉土ふ よう どの中にすむ本物の生物の観察とサイエンスウィンドウ誌面し めんでの情報収集じょう ほう しゅう しゅう。子どもたちの自発的な興味きょう み関心を引き出せれば、理科の観察授業じゅぎょうにおいてもタブレットの情報じょう ほうを上手に活用できることを、この授業じゅ ぎょうしめしてくれた。

授業の流れ

用意するもの

授業の流れ

タブレット、生き物を入れるとうめいなシャーレ、むし眼鏡めがね、ワークシート、土(管理者のきょを得てさいしゅしたもの)、透明な丸水槽。

森の土を観察する

授業の流れ

土や落ち葉の中の生き物をさがしていく。ピンセットを使用してもよい。

りょうを参照する

授業の流れ

サイエンスウィンドウの画面と自分が観察したないようくらべ、わかったことをワークシートに書く。

感想をまとめ、発表する

授業の流れ

観察とりょうから得たじょうほうを自分の言葉でまとめ、1名がグループを代表して発表する。

授業

「自分ができる範囲はん いで子どもたちに自然体験をさせたい」と語る横須賀よこ す かさん。今回の授業じゅ ぎょうではグループごとに自由に観察し、タブレットを使ってサイエンスウィンドウを資料し りょうとして活用した。

「観察で感じたことをみんなで話し合い、席をはなれてほかのグループとも交流し、タブレットで見た情報じょう ほうについても意見交換こう かんをする。一見さわがしく思えても、子どもたちは自分で答えをさが授業じゅ ぎょうの方が、単に講義こう ぎくよりもずっと学びに対して積極的になるのです。それこそが学校で学ぶ意味だとわたしは考えています」

横須賀よこ す かさんの理科教育の基本き ほんは「実物を見せること。実物がなければ写真、写真がなければお話でもいい。とにかく情報じょう ほうあたえることが大切です」

サイエンスウィンドウを、子どもたちはどう受け止めたのだろう。横須賀よこ す かさんに聞くと、「中には専門せん もん的な内容ない ようもありますが、子どもたちは自分で取捨選択しゅ しゃ せん たくして読んでいたので、十分活用できるでしょう」。心強い言葉が、そう返ってきた。

子どもたちの感想(ワークシートより)
子どもたちの感想(ワークシートより)
横須賀さんのサイエンスウィンドウ活用のポイント

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